G26 公益社団法人 東京都薬剤師会
公益社団法人として、都民の皆様に安心して、安全に医薬品を使用していただけるよう、日々努力を惜しまず社会に貢献していきたいと考えています。 本会は、7,000名を超える会員で構成されています。会員は薬の専門家として、薬局、病院、製薬会社、医薬品卸、行政機関等、幅広い職域で業務に取り組んでおり、各々の立場から調剤、医薬品の供給、在宅療養、公衆衛生向上のための業務など、都民の皆様の健康な生活のお手伝いをさせていただいています。 現在、薬剤師・薬局には、急速な高齢化を背景に、地域包括ケアシステムの一翼を担い、いつでも気軽に相談できる「かかりつけ薬剤師・薬局」としての役割と、都民の皆様による主体的な健康の保持増進を支援する「健康サポート機能」の発揮が求められています。 5年ぶりとなる薬機法改正でも、薬剤師に対する服薬期間中のフォローの義務化や、薬局機能認定制度の創設が予定されるなど 、「かかりつけ薬剤師・薬局」としての更なる役割が期待されています。 本会としては、こうした役割・機能の発揮を推進すべく、関係団体と連携のうえ、特色を活かした研修や委員会活動を行っております。さらに次世代を担う薬剤師育成のため、薬学生の実務実習の受け入れにも力を注いでいます。 加えて、薬剤師を取り巻く環境は大きく変化しており、本会が一致団結して取り組むべき課題が数多くあります。その中でも、高齢社会対策と災害対策を事業の柱として捉えています。 いわゆる団塊の世代が75歳を迎える2025年、更に10年後の2035年に向け、在宅患者訪問薬剤管理指導等による地域医療への貢献、そして必ず起こるといわれている「首都直下型地震」への対応等を重点に置き、公益法人にふさわしい事業を展開してまいります。
公益社団法人 東京都薬剤師会の研修情報
認定薬剤師に関する新着記事
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「抗菌化学療法認定薬剤師」の資格取得体験記 NEW
12月17日「抗菌化学療法認定薬剤師」は「感染症の種類や病態に応じてどの抗菌薬を選択し、どう使ったらいいのか」まで踏み込んで提案・実践できる薬剤師です。現在、感染防止対策加算の施設基準に専任の薬剤師配置が挙げられており、今後は感染症領域で薬剤師に、より多くの役割が求められる可能性もあります。 -
薬剤師の「医療情報技師」資格取得体験記
12月2日認定・専門資格の枠組みの外にも薬剤師にとって有用な資格は存在します。そのひとつが、「医療情報技師」です。患者の病歴、経過、検査データ、投薬歴など非常に多岐にわたる医療データを利活用し、またシステム管理できることは、病院薬剤師を中心に大きな武器になります。 -
「NST専門療法士」の資格取得体験記
11月12日NST専門療法士は、主として静脈栄養・経腸栄養を用いた臨床栄養学に関する優れた知識と技能を有するJSPEN(一般社団法人 日本栄養治療学会)が認定した専門療法士です。現在は加算の算定要件になっているわけではありませんが、チーム医療の中で質の高い栄養管理を実現していくために、薬剤師の取得にも関心が高まっています。 -
薬剤師の資格「骨粗鬆症マネージャー」資格取得体験記
11月1日骨粗鬆症は、高齢化に伴い増加傾向にある疾患のひとつです。直接的に命をおびやかす病気ではありませんが、転倒、骨折、寝たきり、介護の原因となるので適切な治療や予防が重要となります。今回はそんな骨粗鬆症の治療や、二次骨折予防などに取り組む「骨粗鬆症マネージャー」の概要や取得体験記を紹介します。 -
「感染制御認定薬剤師」の資格取得体験記
10月3日感染制御認定薬剤師は、感染制御に関する高度な知識、技術、実践能力を備えている薬剤師のことです。認定試験は出題範囲が広く難易度が高い一方で、資格取得後は感染対策や抗菌薬の専門家として医師や看護師から頼りにされるようになります。今回は、そんな感染制御認定薬剤師の概要や取得体験記をご紹介します。 -
公認スポーツファーマシストの資格取得体験記
9月23日公認スポーツファーマシストとは、スポーツ選手やアスリートに対して、薬物治療やサプリメントの適切な使用方法を指導し、ドーピング防止のための知識を提供する薬剤師です。スポーツファーマシストの概要や役割、試験の難易度などを体験記とともにご紹介します。 -
【薬剤師資格】外来がん治療専門薬剤師の資格取得体験記
8月28日「外来がん治療専門薬剤師(BPACC)」は、外来がん治療に精通し、地域医療機関と連携して職務を遂行することが求められる薬剤師です。同資格保有者の専従が専門医療機関連携薬局の算定要件になっていることから、病院薬剤師だけでなく薬局薬剤師の関心も高まっています。 -
プライマリ・ケア認定薬剤師について超丁寧解説
8月1日プライマリ・ケアとは「身近で、なんでも相談できる総合的な医療」のことです。プライマリ・ケア認定薬剤師は、認定資格の中でも、勤務歴や論文・学会発表の条件がなく小さな薬局やドラッグストア等の薬剤師でも目指しやすい資格になっています。この記事では、プライマリ・ケア認定薬剤師の役割、メリット、更新の流れなどについて解説します。