G03 薬剤師あゆみの会
わが国の医療保険制度の改革、本格的な医薬分業時代の到来、薬学教育6年制への移行などの社会環境の変化に伴い、薬剤師には従来よりもハイレベルの能力が求められています。しかしながら、我々の薬局現場にこれらのニーズがあるにもかかわらず現状では薬局薬剤師能力を的確に育成する教育体制が整備されていません。我々現場サイドではシステムを構築する必要性を感じており、有意の薬局法人が企業間を越えて卒後教育ネットワーク「薬剤師あゆみの会」を結成しました。我々が育成を目指す薬局薬剤師像はコミュニティーファーマシストで、地域密着型「かかりつけ薬剤師」です。「かかりつけ薬剤師」の条件は、地域の人々のヘルスケア問題に関して、特に薬物療法の面で相談・指導・問題解決に専門性を発揮するとともに、薬剤供給や情報提供に関わる地域住民の利便性を確保することであります。高齢者は医療用医薬品だけでなく一般用医薬品やサプリメントを服用していることが多く、セルフケアへの関心度も高いので、かかりつけ薬剤師になるには医療用医薬品、OTC薬、漢方薬、健康食品、医療介護機器などの適正使用をトータル的に考察して実施できる知識や実務能力が求められます。この能力発揮が薬局薬剤師のアイデンティティーだと考えます。
薬剤師あゆみの会の研修情報
研修に関する日程や内容などは、Web上に公開されている情報を参照し掲載しておりますが、最新の情報が反映されていない場合や変更が生じている場合があります。各プロバイダーの情報をご確認の上、ご利用くださいますようお願いいたします。
新人薬剤師合宿研修会
(病院・診療所)