P02 日本プライマリ・ケア連合学会
プライマリ・ケア認定薬剤師研修会【2024年10月6日(日)<午後>開催】(WEB)
プログラム
13:20~14:50 「味覚異常への漢方療法」
講師:王 宝禮
(研修内容)
味覚障害は亜鉛が不足すると細胞分裂のターンオーバーが遅延することや、酵素の活性が低下し、味覚神経応答が低下することが報告されています。したがって、細胞の障害が疑われた場合は、原則、亜鉛内服療法を行います。鉄不足には鉄剤を、ビタミン不足にはビタミンを補充することで速やかに治ることも多いです。原因となる薬剤の中止や全身疾患のコントロールをすることが必要ですが、中止できない薬剤であったり、コントロールが困難な全身疾患も多いです。原因が特定されない味覚障害には、漢方を用いて治療を行います。また、心因性や精神疾患性に対しては安定剤や抗うつ薬、漢方などを用いて治療、また精神科や心療内科をご紹介します。今回は味覚障害への漢方薬に関してお話しさていただきます。
14:50~15:00 休憩
15:00~16:30 「医薬品の販売制度に関する検討会とりまとめ」
講師:亀井 健太郎
(研修内容)
近年、情報通信技術の進歩、OTC医薬品の活用といったセルフケア・セルフメディケーションの推進、新型コロナウイルス感染症の影響によるオンラインを通じた社会
活動の増加、インターネットやSNS等によるなど一般用医薬品の濫用等の安全性確保に関する課題が新たに生じるなど、国民における医薬品を取り巻く状況は大きく変
化している。
医薬品の安全かつ適正な使用を確保するとともに、国民の医薬品へのアクセスを向上させる観点から、現行の医薬品販売制度の課題について議論を行ったので、本講
演ではその議論の内容を概説したい。
【講師紹介】
氏名 :王 宝禮(医師)
所属 :大阪歯科大学歯学部 教授
氏名 :亀井 健太郎(薬剤師)
所属 :厚生労働省医薬局
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