【アドバンス】バロキサビルが家庭内伝播をどれくらい減らしますか?─実務に使えるデータの読み方-
テーマ バロキサビルの家庭内伝播予防効果
バロキサビルはインフルエンザへの治療だけでなく、患者から家族等への二次感染(家庭内伝播)を減らせるのかという新しい価値が検証されています。本研修会では、多国籍第3相RCT(CENTERSTONE試験)を題材に、「誰に・いつ・どう使うと伝播がどれだけ減るのか」を実務へ落とし込みます。臨床研究のデータを見てみることで、どういった患者さんにどれくらいの治療効果があるのかがわかります。このように治療の解像度が上がることで、患者対応の仕方が変わるかもしれません。「それってエビデンスあるんですか?」そのように言われることもある世の中での情報の読み方、使い方を学び経験できるワークショップvol. 5です。
今回は情報の中でも論文を扱いますが、ゲーム感覚で学ぶ工夫を取り入れていますので、楽しく学べる研修会になればと思っています。
また、症例を用いたグループワークを行いますので、実際の患者さんにどのように使うのか?あるいはどう説明するのか?も考えながら進めていきます。少しでも明日からの臨床に活かせるように、一歩踏み込んだ情報源として論文を日常で活用することを目指した研修会です。
・初めての方、論文の読み方の説明もあり、スクラッチカードをコインで削りながら読むので、読めた!と体験できるような内容になっています。
■ 当日のスケジュール(予定)
10:00〜10:20 導入講義(バロキサビル・患者ケース紹介)
10:20〜10:45 グループ演習①:患者の課題を探す
10:45〜11:00 個人演習:クイズ・論文を自分で読んでみよう
11:00〜11:15 グループ演習②:論文を読み合おう
11:15〜11:25 休憩
11:25〜12:05 講義:医学論文の読み方
12:05〜12:25 グループ演習③:論文を患者にどう伝えるか(1回目)
12:25〜12:35 ミニ講義:結果の見方のポイント
12:35〜12:55 グループ演習④:伝え方の再検討(2回目)
12:55〜13:00 まとめ・クロージング
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