ここまでやって欲しい薬剤師のフィジカルアセスメント ／薬剤師によるフィジカルアセスメントの実際と臨床推論への応用

講座情報
「ここまでやって欲しい薬剤師のフィジカルアセスメント」
服部 豊
フィジカルアセスメントのうちのフィジカルイグザミネーション（身体所見の取り方）の実際について講演する。
《学習到達目標》
・診療録に記載されたフィジカルイグザミネーションの医学的意義（病態や疾患の鑑別、それをもとに薬物治療が立案できる）が理解できる。自身でフィジカルイグザミネーションを取り、英語で診療録に記録できる。

「薬剤師によるフィジカルアセスメントの実際と臨床推論への応用」
中田 英夫
2012 年の病棟薬剤業務実施加算や 2015 年の患者のための薬局ビジョンで示された薬剤師業務における「物からヒトへ」の流れは 2022 年の診療報酬改定においても薬局・病院に限らずますます明確になっています。近年では薬局薬剤師が患者居宅や薬局カウンターで得た患者のバイタルサイン情報を評価して他職種
連携と共有することや、病棟薬剤師がバイタルサイン情報を根拠に次の処方提案につなげることも広く行われるようになってきています。
本講義ではバイタルサイン情報の入手から他職種への情報提供までの一連の流れにおいて、薬剤師によるフィジカルアセスメントと薬学的アセスメントを中心に質の高い業務につなげるために注意すべきポイントと必要な思考回路を皆さんと一緒に学びたいと思います。

《学習到達目標》
・医薬品の薬学的アセスメントに必要なバイタルサイン情報を理解する
・フィジカルアセスメントを行う際に注意すべきポイントを理解する
・薬学的アセスメントを行う際の思考回路を理解する
・薬による副作用を疑う際に注意すべきポイントを理解する